山下氏は、@節税対策、A納税資金準備、B“争族”対策――のテーマのなかで、税理士に依頼が来る頻度としては@から順に高くなるものの、自身がセミナーで強調するのはB→A→@の順であるとした。Bについては遺言の用意、Aは生損保等の有効活用、@は不動産経営でメーカーの提案に流されないことなどが重要であることを指摘した。 講座には、会計事務所や保険会社、金融機関、製造業者、建設業者、医療関係者など、多彩な業界から参加者が集った。