NPビジネスセミナー2012の第9弾が10月24日に都内で開催された。テーマは「どう収益3000万円アップを実現するか!? 総合資産コンサルティングの仕組み」。本格的な資産コンサルを提供しようと考える会計事務所や生保会社の担当者らが受講した。 この理念を実践に移すための考え方として、自社の商品を提供するだけではなく、ニーズに合わせた情報を提供することが重要という点を強調。例えば金融商品は「富裕層の資産の2割程度」と提示し、証券会社などはその2割に自社商品を組み込んでもらうために、「資産の7割」の不動産(そのうち自宅1割)についてのコンサル知識を身に付けなければならないとした。実際、証券会社等の組織から、不動産コンサルに関する講演依頼が同氏に来ているという。 「保険会社や証券会社、不動産会社などは自社の商品を売るだけではお客さまの幸せを創造できない。総合的にコンサルすることが大切。商品販売コンサルはひとつの終焉を迎えたといえる」 このほか、土地持ち資産家を探し出すコツや国税三法(所得税、法人税、相続税)を総合的に見る視点、不動産コンサルの具体例などが語られた。参加者からは「大変役に立った。既存のリクツの押し売りより、クライアントの問題点を引き出すことが先決と分かった」「不動産の評価減などの各種対応が語られたので役に立った」などの感想が寄せられた。 |