鷹野氏は、「保険会社や不動産会社などの業者が自社のサービスを販売したいがために行う商品ありきの“商品販売コンサル”や、税理士による節税面だけの提案では、顧客は幸せになれない」と断じ、会計事務所が顧客の問題点を発掘し、それを踏まえて税務や保険、不動産などの各分野の知識を総動員してサポートするべきと説明。ひとつの会計事務所で幅広い分野をカバーするのは困難であるため、各種専門家とのネットワークを構築することが必要であると強調し、「会計事務所はさまざまな情報を持った“情報産業”であるべき」と表現した。 同氏は会計事務所の資産コンサルティングによって顧客の人生が大きく変わるということを繰り返し述べている。提案内容によっては顧客の財産が数千万円単位で変わる可能性があることを踏まえ、顧客に常に寄り添い、環境変化に応じて最新のアドバイスを行う必要があるとした。 |