相続税1億2千万円を脱税  懲役1年6カ月、罰金3千万円求刑

 相続税約1億2千万円を脱税したとして、相続税法違反の罪に問われている福島県福島市の被告(75)の初公判がこのほど、福島地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めた。
 検察側は、「被告は相続税を免れようと考え、現金などの存在を税理士に伝えず虚偽の相続税申告書を作成させた」と指摘。脱税額は多額で「租税制度を軽視する態度は顕著」とし、懲役1年6カ月と罰金3千万円を求刑して即日結審した。
 弁護側は、「被告は修正申告を行い重加算税分も支払っている」などとして、執行猶予付きの判決を求めた。


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