金融庁長官に井藤氏  「資産所得倍増」政策を加速

 7月5日付で金融庁長官に井藤英樹企画市場局長が昇格した。栗田照久長官は就任から1年での退任となった。首相肝煎りの「資産所得倍増」を加速的に推進していくため、マーケット活性化に向けた政策立案の司令塔だった企画市場局長を長官に据える。今回のトップ人事の背景には、NISAなど金融商品の積極的な普及・浸透に取り組む“強力布陣”とする狙いがあるとみられる。井藤英樹(いとう・ひでき)氏は昭和39年生まれの59歳。岡山県出身、東大法卒。昭和63年大蔵省入省、平成6年国税庁札幌国税局旭川東税務署長、同18年財務省大臣官房 文書課広報室長、同24年金融庁監督局銀行第二課長、同27年総務企画局政策課長、令和2年総合政策局政策立案総括審議官、同4年企画市場局長、同6年7月金融庁長官就任。


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