東京国税局長が就任会見  消費税の不正還付に「徹底対応」

 星屋和彦東京国税局長が就任会見し「業務や組織を不断にアップデートしていきたい」と抱負を述べた。
 租税回避行為については「納税者が不公平感を抱くことがないように、組織を挙げて厳正な対応を行っている」と強調。消費税の不正還付に対しては「国庫金を詐取しようとする極めて悪質性の高い行為である」としたうえで、「不審な取引を把握した場合には調査を実施するなどして、不正還付の防止を図っていく。関係機関と緊密に連携して徹底した対応をとる」との方針を示した。
 星屋局長は1965年生まれの59歳。静岡県出身。東大法卒。89年大蔵省入省、95年巻税務署長。大阪国税局総務部長、国税庁課税部酒税課長、東京国税局総務部長、国庁長官官房人事課長、同総務課長、同課税部長などを経て22年国税庁次長。24年7月東京国税局長就任。


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