国税庁はこのほど、同庁のホームページで「国税スマートフォン決済専用サイトへのアクセス方法の集約化」を公表した。「国税スマートフォン決済専用サイト」は、国税庁長官が指定した納付受託者である「GMOペイメントゲートウェイ」が運営する国税のスマホアプリ納付専用外部サイト。納税者が利用可能なPay払いを選択し、サイトの運営企業に納付を委託するかたちとなる。
国税庁では税務行政のDX化を推進する観点から、納税者がスマートフォンやパソコンを利用して「申告から納付までの一連の手続」を完了できる環境整備に取り組んでいる。その一環として、これまで複数あった「国税スマートフォン決済専用サイト」へのアクセス方法について、e-Taxを経由する方法に集約する。
2025年2月1日からは、納税者が「スマホアプリ納付」を行う場合、スマホ・パソコンからe-Taxを利用して申告手続きすれば、e-Taxを経由して「国税スマートフォン決済専用サイト」を利用できる。
ただし、「スマホアプリ納付」が利用できるのは、納付税額が30万円以下の場合に限られる。このため国税庁では、納付税額が30万円を超える場合「他のキャッシュレス納付手段(ダイレクト納付、振替納税、インターネットバンキングを利用した電子納付等)であれば一度で手続を終えることができ大変便利ですので、そちらをご利用ください」としている。なお、「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成した際に出力されているQRコードは、25年1月6日から出力されなくなるので注意が必要だ。