東京局管内の税務署  納税窓口を原則1時間短縮へ

 東京国税局管内の全税務署は2025年4月14 以降、納税窓口での受付時間を原則として現行の「午前9時~午後4時」から「午前9時~午後3時」に見直す。東京局がホームページで発表した。「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」の実現に向けた施策や、現金管理などに伴う社会全体のコストの縮減などが背景にあるとしている。
 国税に関する手続きについては、政府の「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(2023年6月9日閣議決定)などを踏まえ、「納税者の利便性の向上等の観点から」として、税務署に行かずに納税手続きを完了できる各種手段の提供が進められている。また、現金管理などに伴う社会全体のコストを縮減していくため、「キャッシュレス納付の利用拡大を一層推進する必要がある」と国税当局はみている。
 東京局では、「原則として『9時から16時まで』に来署いただくようお願いしていた納税窓口における受付時間を『9時から15時まで』に見直しました」として、理解と協力を求めている。そのうえで、税務署窓口での国税の納付に代わる手段として「振替納税」や「ダイレクト納付」など、キャッシュレス納付の利用を促している。
 納税証明書交付請求などの手数料収受についても、納税窓口受付時間と同様に「午前9時~午後3時」に見直す。「e-Taxによるオンライン申請及びインターネットバンキングによる手数料の納付を行っていただくことで、納税者の皆様が来署することなく納税証明書を受け取ることが可能」だとしている。


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