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▼今週の注目記事  納税3494号1面

消費増税が濃厚に
2%の金を買って利ザヤを抜け

消費税率が予定どおり、2年後には10%へ引き上げられることになりそうだ。一般納税者としては場当たり的な政策税制に翻弄されっぱなしの昨今だが、数度の消費増税によって学んだこともいくつかあった。その最たるものが増税による金相場の変動だ。金はその仕組みから、増税前に買って増税後に売るだけで大きな利ザヤを生む。もちろん、来年の政局や経済状況すら見通せない状況で、ましてや2年後となれば鬼だって笑いように困るかもしれないが、それでも国民・納税者としてはたくましく、あらゆる準備をしておきたい。

増税分をキャッシュバック

衆議院が臨時国会の冒頭に解散され、突然の選挙戦に突入した。安倍晋三首相は総選挙の争点を「消費税10%時の使い道の是非」と位置付けたことで、過去2度にわたって延期されてきた増税が一挙に現実味を帯びてきた。そこで注目されるのが金への投資だ。

消費税は1989年に竹下登内閣によって3%で導入され、97年の橋本龍太郎内閣で5%に税率が引き上げられた。そして2012年の野田佳彦内閣が14年から8%に、15年には10%とする増税法案を「政治生命をかけて」成立させた。だが、14年には8%に引き上げられたものの、その後の安倍内閣は「経済状況を鑑みて」10%への引き上げ延期を2度表明し現在に至っている。

注目すべきは、導入時と2回の引き上げのいずれの時も金相場で大きな変動があったことだ。投資用の金のほとんどは輸入で賄われるため、国内での金の人気は輸入量に直接反映される。消費税導入に際しても、導入前に1カ月25〜30トンで推移していた輸入量は、導入直前の2月には39トン、3月には41トンと急増した。そして施行された4月には15トンへと、非常に分かりやすく激減している。また97年4月の5%への引き上げ時にも同様の動きがあり、通常時に6〜8トンだった輸入量は1月に12トン、2月に14トン、3月に16トンと上がり続け、そして4月には9トンと、やはり分かりやすく減少している。

これは、「金は購入時に消費税を払い、売却時には消費税を受け取れる」という税制を利用して利ザヤを・・・

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