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▼今週の注目記事  納税3471号1面

シリーズ税務調査
自由診療というブラックボックス
歯医者さんが狙われる訳

シリーズ税務調査の3回目は、歯科医院に焦点を当てる。医療報酬は基本的に保険診療であるため、税務調査で否認されることは少ないと言われてきたが、現実には「穴だらけ」(国税OB税理士)とのことで、第2回で取り上げた弁護士(法律事務所)と同様に、税務署にとっては「オイシイお客」(同)なのだそうだ。数ある医療関係(ドクター)のなかでも、税務調査官が狙うのは歯医者さん。カギとなるのは、ずさんな棚卸し、いい加減な交際費、そして自由診療というブラックボックスだという。

院長が払う交際費は疑われる

「弁護士や医者など、インテリはチンピラより扱いやすかった」。こう振り返るのは、東京国税局管内の税務署で15年にわたって調査官として勤めてきた国税OB税理士の一人だ。専門分野の士業者に対しては、ベテランの税務調査官でも構えてしまうことがあるのではないかと考えてしまいがちだが、調査官の本音は「総じて知的階層の人は理論合戦のテーブルに載ってくれるのでありがたいのです」とのことだ。生半可な知識を仕入れてきて「質問検査権の行使にあたっては…」などと借りてきた言葉で抵抗しようとする先生も多いそうで、そうなれば完全に税務調査官のペースとなる。

一方、扱いにくいのは理屈が通らない人だという。映画『マルサの女』で伊東四朗扮するパチンコ屋の社長が、所得隠しがバレながらも、税務調査官の前でワンワン泣くシーンがある。結果、宮本信子扮する調査官は「今日はここまでですね」と税理士に告げて帰るが、「そういう相手が面倒」(同)なのだそうだ。

そうしたインテリ層の士業者のなかでも特に歯医者さんが狙われるのは、診療報酬以外の部分での所得隠しが目立つためのようだ。

前出のOB税理士によると、社会保険診療の部分でのミスは基本的にないが、「自由診療では間違いなく売上を除外していると調査官は見ている」という。推定無罪ならぬ推定脱税犯扱いでは、後述する申告納税制度の否定とも取れるが、それだけ実際に課税逃れが横行してしまっているということかもしれない・・・

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